短篇調査団EXTRA「百歳の映画作家 樋口源一郎監督 まぼろし傑作選」
http://d.hatena.ne.jp/tancho/
neoneo坐で毎月開催中の「知られざる短篇映画を見てみる上映会」
短篇調査団、3月は樋口源一郎監督のかなりレアな作品を特集上映。
「百歳の映画作家 樋口源一郎」メインプログラムと併せてご覧くだ
さい。
3月14日(火)〜17日(金) 連日19時45分スタート/鑑賞無料
3/14 (火) 19:45〜
『微生物と工業』 1969年 30分 カラー 16mm
制作:電通映画社 企画:科学技術庁 プロデューサー:青木茂美/
演出・脚本:樋口源一郎 撮影:小林正・青島一夫 録音:関野任郎
演出助手:西健治 撮影助手:川口寿 編曲:深沢康雄
解説:山形定房 文部省選定
条件さえ与えれば無制限に繁殖する微生物の生活力、その生活力を利用
する新しい工業への夢は意欲的に高まっている。目に見えない微生物と
工業の重要性を広く訴える。
『結晶をつくる』 1971年 30分 カラー 16mm
制作:東邦シネプロ 企画:科学技術庁 プロデューサー:本間秀夫
演出:鮫島亀祿 脚本:樋口源一郎 撮影:市川雅啓
結晶を作り出してゆく人間の営みを描き出すと共に、自然が奥深く
持っている摂理を捉え、自然界の根源までさかのぼって考えていく。
3/15 (水) 19:45〜
『東ドイツの旅−ドイツ民主共和国の文化−』
1975年 30分 カラー 16mm
制作:シネ・ドキュメント 演出・脚本:樋口源一郎
撮影:中尾駿一郎 録音:星一郎 解説:和田篤
制作協力:ドイツ民主共和国カメラDDR
ポツダムを振り出しにバルト海の古い港ロストック、芸術の都ドレス
デン、バッハで名高いライプチッヒ、ゲーテやシラーが活躍したワイ
マール、ハルツ山地を通り東ベルリンへ。
『街道に残る文化財』 1974年 27分 カラー 16mm
制作:東京都映画協会・日本記録映画作家協会 企画:東京都教育庁
演出・脚本:樋口源一郎 撮影:中尾駿一郎・小松浩・武井大・谷沢一義
演出助手:堤正志 解説:藤ひろし
東京に残る道路を古代・中世・近世(江戸時代)の三時代に分け、各
々がその時代の政治や庶民生活と結びついた大きな特徴を示している
ことを、文献を材料に具体的に描いていく。
3/16 (木) 19:45〜
『雨に考える』 1966年 22分 カラー 16mm
制作:東邦シネプロ・信和広告 企画:アイデアル丸定商事
プロデューサー:鮫島亀祿 演出・脚本:樋口源一郎 撮影:香西豊太
照明:加藤隆司 音楽:間宮芳生 解説:黒沢良・大塚利兵衛
文部省選定
雨が降れば傘がいる。目下全盛を誇る折畳洋傘、その改良に生涯を
かけた一人の男の姿を通して新しいものを考えていくアイデアの尊さ
を訴える。
『明日をきずく』 1965年 31分 白黒 16mm
制作:アジア映画 企画:貯蓄増強中央委員会 原案:大野孝悦
プロデューサー:小倉友助・高橋秀夫 演出・脚本:樋口源一郎
撮影:河西吉彌 照明:桑名平治 録音:御園一男 音楽:間宮芳生
演出助手:牛島庸輔 撮影助手:西村進治 解説:八木治郎
文部省選定
ますます複雑化する社会の中で、都会生活はどうあるべきか。川崎市
郊外にある末長住宅。70世帯の人々の生活を追いながら、民主的かつ
合理的な生活のこれからの姿の一例を示す。
3/17 (金) 19:45〜
『廣重』第一部 浮世絵師群像・第二部 廣重の旅(今と昔の東海道)
1955年 47分 白黒 16mm
制作:北欧映画 企画:東京都教育委員会
指導:野間清六・木村毅・式場隆三郎 原案:近藤市太郎
プロデューサー:中筋藤一・寺部龍夫 演出・脚本:樋口源一郎
撮影:木塚誠一 録音:金谷常三郎 編集:円城寺進
演出助手:金子精吾 撮影助手:小松浩 解説:高島陽
フランス印象派の作家たちに強い影響を与えた浮世絵をあらゆる角度
から追求した2部作。特に廣重と北斎を掘り下げた。国立博物館未公
開作品を撮影。
上映協力(順不同)◎
東京都立日比谷図書館
科学技術映像ライブラリー